2017年 05月 05日
突然の福丸との別れでした お空へと旅立つ2日前 いつもなら 「ご飯下さい ワンワン」 と請求するフク 請求に来ませんでした でも ご飯は少なめにしていましたが完食でした その後も普段と変わらず お散歩も朝は普段と同じコースを同じように歩きました ただ 夕散歩は家から外に出たものの お庭をウロウロしていましたがお散歩は拒否 夕食も拒否 そして旅立つ朝 散歩 食事共に拒否 その日 心配でフクの傍で話をしながら 手を撫でながら過ごしました ご機嫌でお昼寝したり 手を止めると 「もっと撫でて下さい」 と手でちょんちょんと甘えるフク トイレは外トイレへ行きたいと言うのでお庭へ出ました 午後 3時頃からスヤスヤとお昼寝 母は夕食の下ごしらえをする為のキッチンへ 1時間後 フクの元へ戻ると 少し呼吸が荒いような気がして 「フクちゃん しんどいの?」 って聞きましたが もう意識がほとんどありませんでした 「フクちゃん フクちゃん」 って呼ぶと 少し薄く眼を開けました 慌てて父を呼び 長男の家へ連絡 子供たちに会わせなくてはと思いました 〇乃はスイミングへ行っていました 「〇乃が来るまで待っててね」 とフクに伝えました 〇乃とフクは兄妹の様に育っています 30分ほどして〇乃が涙を流しながらフクの傍へ 「やだ やだ 行っちゃやだ」 って泣いていました 子供たちの子守が得意なフクとコヒでした フクは静かにお星様になりました 旅立つ前夜 深夜2時頃 鼓糸が遠吠えをしました 母は眠っていましたが “あっ 鼓姫が来た” って思ったのです 母は目に見えないもの 感じないものは信じません 母は今まで 見えないものを感じる人間ではありません 鼓姫が迎えに来たと思いたかったのかもしれません ただ フクがあっという間に逝ってしまった事 母がフクの死因となる病気に苦しんでいる事に気づきませんでした フクは苦しさ 痛みを我慢していたのでしょうか 母に心配かけないように我慢していたのでしょうか 最期まで 苦しい姿を見せず お昼寝の続きにお空へと行ってしまったかのようでした 福丸は股関節 膝関節に形成不全です 獣医さんからは 「6歳頃には痛みが出て 歩行困難になるかも知れません」 と診断を受けていました 1歳頃から 少しづつ 筋肉を付ける歩きを始めました 土の上 芝生の上を歩く ジョギングをする そして痛みがなくなり 低山ハイクを始めました 登山はコヒとフクにはとっても楽しいようでした コヒ・フクカーのエンジンをかけると ピョンピョンと跳び回り喜ぶようになりました それは父と母の喜びでもありました 山では生き生きとしていました 痛みなく過ごす事が出来ました そして あっけないほど 穏やかな最期でした コヒちゃんが迎えに来たんだね きっと だから かあさん心配していないよ 今頃 お空でコヒちゃんと走り回っているんだよね ホントに仲良し姉弟だったもんね いっぱい いっぱい癒してもらいました コヒとフクと出会えた事は 神様から与えられた宝です フクの同胎の飼い主さんが 「この兄弟は犬の形をしているけれど犬じゃない」 っておっしゃっていました ほんとにそうなんです 人の言葉を理解し 人の心を持ち 人と暮らすためにやっていた子達だと思います 寂しいです 悲しいです きっとお空から見てるよね かあさんがお空へ行くまで コヒちゃん フクちゃん待っててね フクがいなくなって 時々 悲しげに遠吠えする鼓糸がいます 糸と一緒に かあさん頑張る もう少し 頑張るね ありがとう フクちゃん ありがとう
by kohimerobinhime
| 2017-05-05 21:57
| 福丸
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